「ペニーオークション」詐欺で初摘発 ネットでは「ようやくか・・・・・・」の声

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   「ペニーオークション」のサイトを開設して、参加者が商品を落札できないシステムを作り、手数料をだましとったとして京都・大阪両府警は2012年12月7日、運営会社の男ら4人を詐欺容疑で逮捕した。ペニーオークションサイト詐欺の摘発は全国で初となる。

「ボット」を仕組み、値段をどこまでも吊り上げ

   「ペニーオークション」は、通常のネットオークションと比べてスタート時の価格が低く設定され、入札単位も数円単位に固定されていることから、「格安で落札できる」ことを謳っている。しかし、入札するごとに手数料が必要となり、最終的に落札できなかった場合でも手数料が返金されない。サイト上には残り時間が表示されるが、終了間際に誰かが入札するたびに数十秒ずつ延長されていく仕組みで、入札が続く限りどこまでも延長され、手数料が商品自体の値段を上回ってしまう場合もある。国民生活センターには「こんなに手数料がかかるとは思わなかった」といった相談が以前から寄せられていた。

   また、多くの場合、オークションサイトの運営業者と商品の出品者が同一であるから、入札しているユーザーに「サクラ」がいるのではという指摘もあった。

   今回の事件では、運営会社がサイトに自動入札を行う「ボット」を仕組み、値段をどこまでも吊り上げ、利用者が入札をしても最終的に落札がほぼ不可能なシステムにしていたとみられている。

   この報道を受けてネットでは、

「ようやく初逮捕。問題になっていたころが懐かしい」
「やっと立件って感じ… てか、まだ存在してたんだね」

と以前から問題とされていながらも、摘発されてこなかったことを指摘する書き込みが多かった。

   また、ペニーオークション詐欺をより強力に取り締まるため

「ペニーオークションて言うシステム自体が詐欺を行いやすいシステムだし、法整備して取り締まった方がいいんじゃないかなぁ」

との、法整備を求める書き込みもあった。

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