ヤマダ電機、早すぎる販促 地震直後に防災グッズPR

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   2012年12月7日17時18分ごろ、東北地方でマグニチュード7.3・震度5弱の強い地震が発生した。首都圏でもかなり強い揺れが長い時間続き、震源地も東日本大震災に近い場所だっただけに、「3・11の再来か」と緊張感が高まった。官公庁や有名人がツイッターで地震情報や避難を呼びかける中、大手家電販売店ヤマダ電機が早々と「販促」と受け取られかねないツイートをして、ネットで物議をかもした。

「商魂たくましい」

   ヤマダ電機は同日17時46分、「こんばんは。ヤマダ電機です。皆様、地震の影響は大丈夫でしたでしょうか。またこれを機に日頃の備えなど検討してみては如何でしょうか」と同社の防災・セキュリティ関連商品の通販サイトへのリンクを貼ってツイートした。

   地震から30分弱。まだ被害状況もわからないうちに自社の宣伝ととらえられかねないツイートをしたことに一部ユーザーが反発。「便乗商法みたいに取れるな」、「商魂たくましいw」とヤマダ電機のツイートは瞬く間に拡散された。

   沿岸地域に津波警報が出て、これから津波が来るのではないかと心配しているタイミングでもあり、「今呼びかけるべきなのは、防災グッズ購入推進以上に、避難勧告です」と非難をあびることとなった。

   こうしたツイッター上の逆風に驚いたのか、同6時34分には、「こんばんは。ヤマダ電機です。皆様地震の影響は大丈夫でしたでしょうか。これを機にまた防災対策などを考えてみるのは如何でしょうか」と後半部分の文面を変え、通販サイトのリンクを外したツイートに切り替えた。

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