教え子である女子柔道部員を合宿先の東京・八王子市内のホテルで乱暴したとして、準強姦罪に問われたアテネ・北京五輪の金メダリストで元九州看護福祉大女子柔道部コーチ・内柴正人被告(34)が、妻から三行半を突きつけられ離婚していたことが分かった。
2012年12月6日発売の女性セブン(12月20日号)が報じた。被告の妻らは現在、住まいを九州から移して暮らしているという。
11月中旬に離婚、母子は引越し
同誌によると、内柴被告の妻は事件が発覚してからも幼い子供2人とともに熊本県の自宅で暮らしていた。妻の知人の話では、妻は事件後しばらくの間、「何があってもここで(被告を)待ち続ける」と言っていたという。だが、面会を求めて上京しても内柴被告はそれに応じず、徐々に不信が募っていったとみられる。
妻はその後、12年8月には自宅で開業していた整骨院を閉め、子供2人の将来のことを考えて熊本からの引っ越しに踏み切った。整骨院は柔道選手だった妻が引退後に資格を取得して開いていた。8歳の長男は父親のことで学校でいじめられていたという。
「性行為は合意の上で強姦ではない」。12年9月から始まった裁判では、内柴被告は一貫して無罪を主張している。
だが法廷では、事件をもみ消そうと被告が試みた口止め工作や、指導者の立場を利用した女子部員との汚れた関係の数々が、次から次へと明かされていく。妻はどんな思いで被告の裁判記事やニュースを目にしてきたのか。
女性セブンによると、内柴被告と妻が離婚したのは公判さなかの11月中旬のこと。
「(奥さんは)今も夫のニュースが流れるたびに『また子供がいじめられたらどうしよう。もう生きていくのがつらい』って泣いているんです」
妻の知人は同誌記者にそう話したという。