大阪市の橋下徹市長は2012年11月9日朝の囲み取材で、時期衆院選に向けて野田佳彦首相が早期に環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉への参加を表明する方向だと報じられたことについて、「まっとうな、正しい判断だと思う」と高く評価した。
「「交渉参加して、どうしょうもない悪いルールだったら、それはやめればいい」
その上で、交渉参加の反対派については、
「交渉参加すら拒むようだったら、これからの熾烈な国際社会の外交交渉なんかに日本は舞台に上がれない。TPPの交渉参加なんか、自由貿易圏のルールなんですから、他の外交・安全保障の交渉に比べれば、大したことない」
「これぐらいの外交交渉もできないのに、安全保障に関するギリギリの交渉なんてできる訳ないじゃないですか」
などと批判を展開した。また、
「交渉参加して、どうしょうもない悪いルールだったら、それはやめればいい。別に、そのルールに乗っからなくていい」
ルール作りに参加することと、ルールそのものに参加することとは切り分けるべきだとも主張。改めて反対派を厳しく非難した。
「今からやろうとするのは『ルールづくりに参加しますか?』ということですから、これすれ否定するなんて言ったらもう、主権国家なんて恥ずかしくて返上しなけりゃいけない。議論がおかしくなっていて、交渉参加すらダメだダメだ、というのは主権国家として恥ずかしい」