韓国・農心ラーメン回収 米国にも波及

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   「辛ラーメン」などで知られる韓国の食品メーカー・「農心」のインスタントラーメンについて、韓国食品医薬品安全庁(食薬庁)が一部製品の回収に乗り出したことの波紋が、米国などへも広がっている。2012年10月29日、朝鮮日報(電子版)が伝えた。

   記事によると、マレーシアの大型量販店ジャスコや米国の一部ディスカウントショップが、自主的に農心の関連製品を撤去した。米国、香港、シンガポール、ニュージーランドなどの流通業者は、製品の回収を検討していると言う。

   インスタントラーメン「ノグリ」をはじめとする農心の一部製品は、2012年6月に韓国の食薬庁が行った検査で、発がん性物質・ベンゾピレンが基準値を上回って検出されたかつお節を、粉末スープに使用していた。

   厚生労働省はすでに26日、8つの自治体に対し、農心の一部のインスタントラーメンを輸入した業者30社に自主回収を指導するよう通知した。また、中国国家品質監督権益局も、輸入業者に対し、農心の6製品を即時回収するよう指示。台湾行政院も25日、関連製品の回収命令を下していた。

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