「溝口敦氏の著書『堕ちた庶民の神』 から引用した個所がありました」
「本誌十一月号「池田大作『野望の軌跡』」(筆者佐野真一)の記事中、出所を明記せずに、溝口敦氏の著書「堕ちた庶民の神」から引用した個所がありました。同氏にご迷惑をおかけしたことをお詫び致します」
盗用疑惑としてツイッター上にさらされた他の2冊はどうか?
猪瀬氏が「盗用」「瓜二つ」と指摘する「紙の中の黙示録」―「新東洋事情」、「日本のゴミ」―「ドキュメント東京のそうじ」の問題個所を読み比べてみた。すると、一部分に限ってではあるものの、佐野氏はすでに出版されていた深田氏の「新東洋事情」と山根氏の「ドキュメント東京のそうじ」をなぞるような形で、同じテーマで同じ場所に出向いて取材して執筆していた。文章のニュアンスも問題部分に関しては当然のように似てはいた。 これが「盗用」に当たるか否かの判断は難しいところだ。
2人は現在同じ65歳で同学年ながらもそりが合わず、以前から互いをライバル視する関係だったという。