バラエティー番組でサッカーのGK川島永嗣選手の腕が4本に合成された写真を「福島の影響」と表現した件をめぐり、この発言をしたフランス人の司会者ローラン・リュキエ氏が2012年10月17日(現地時間)、ラジオ「Europe 1」の番組「On va s'ge^ner」に出演し、騒動について「コップの中の津波」と表現した。フィガロ紙はじめ、仏複数メディアが相次いで報じた。
リュキエ氏は番組内で「日本では(有名なシャンソン歌手の)ミレイユ・マチューの人気をしのいだようで、光栄に思う」とコメントし、仏語で「空騒ぎ」を表す慣用句「コップの中の嵐」を文字って、騒動は「コップの中の津波」だと表現した。また、日本と福島の犠牲者を揶揄した事実はないため、「するべき釈明はない」と改めて強調し、「フランスのテレビで流れる内容は、日本で決めることではない。それはばかげたことだ」とも発言した。
渦中の川島選手は18日、拠点としているベルギーで開いた会見で「冗談では済まされない」と強い不快感を示した。