小学生の女の子なのに、ブログや「ツイッター」での発言内容が深く切れ味が鋭いため、「実はおっさんではないのか?」などとネットで囁かれていた人気子役の「はるかぜちゃん」こと春名風花さん(11)が、「身も心もオッサンになってしまった」と嘆いている。
月刊誌「新潮45」といえば手練の論客たちが熱弁をふるう言論雑誌だが、その最新号2012年9月号に「ぼくは腹の底から泣いた ネットの言葉について考えたこと」というタイトルの論文を寄稿。新聞広告にも顔写真が掲載された。それをフォロアーから指摘されたはるかぜちゃんは、12年8月18日に「ツイッター」で、
「ありがとございますん!。うわああああ。本当にオッサン雑誌にのってしまった。これで身も心もオッサン・・・」とつぶやいた。
「ぼくはおっさんくさいけど…」
ブログは3歳のとき、「ツイッター」は9歳から始めたはるかぜちゃん。自分のことを「ぼく」と言うのは、好きなアニメの影響だという。
東京都の青少年育成条例問題では「都条例ぷんすか」などと言及して絶賛され、アイドルグループ「嵐」の番組に出たときはファッションチェックで辛口コメントを連発した。それに怒った「嵐」ファンから攻撃されたときは、
「こうゆうときの反応でファンの質が問われてしまいます。応援するタレントさんに、迷惑かける行為はやめましょう」
などと「大人の対応で撃退」し、喝采を浴びた。朝日新聞の12年8月17日付では1面に、顔写真付きでいじめに関する寄稿が掲載され、これも高い評価を受けている。
ネットではタレント活動よりも「ツイッター」での発言が有名で、顔や姿は知らなくても、はるかぜちゃんのコメントは知っている、という人も少なくない。だから、はるかぜちゃんはバーチャルアイドルのような架空の人物だったり、実は「おっさん」だと思っていたりする人もいた。はるかぜちゃんは12年3月10日に「ツイッター」で
「ぼくはおっさんくさいけど、おっさんほどくさくないです」
などと弁明していた。