「さすが1万5000円」カット 野田首相「御用達理髪店」を体験してみた

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   野田佳彦首相の散髪代が、「どじょう」なのに「うなぎ登り」らしい。就任当時の「1000円カット」アピールはどこへやら、いつの間にか1万円を超える「高級店」に行くようになっていると報じられている。

「1万円超の散髪って、具体的にどう凄いの?」「普通の店と何が違うの?」

   日ごろはもっぱら1000円カット、最近ではその代金すら惜しくて半年近く髪を切っていない20代独身記者が首相御用達の高級店にでかけ、その実力のほどを体験してみた。

豪華個室に通されて…

野田佳彦首相。その「散髪代」の高さが話題になっている
野田佳彦首相。その「散髪代」の高さが話題になっている

   今回訪れたのは、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急14階にある「カージュラジャ ティアド」だ。全国に7店舗を展開するエスティックサロン「カージュラジャ」の1店で、散髪以外にも東洋医学をベースとした各種エステを提供している。サイトには「本物を知る人だけに、最高のおもてなしと、極上の癒しを」「美の真髄を追求」といったフレーズが並ぶ。報道によると野田首相は、5月からこの店を愛用しているという。

   散髪のメニューは3種類があり、ヘアカットだけだと9240円、シェービングコースなどが付く「プレミアムコース」なら1万7430円(いずれもビジター価格)となる。今回は、最高級「プレミアムコース」を選択した。

「いらっしゃいませ、Tさまでございますね?」

   2012年8月某日、予約の時間に店舗を訪れると、玄関先には女性理容師が笑顔で待っていた。

「お荷物お持ちします。どうぞこちらへ――」

   通されたのは、シックな雰囲気の個室だ。流れるクラシック、和風の調度品、壁の抽象風絵画やおしゃれな照明など、「床屋」というイメージとはほど遠く、また広い。記者のアパートの2倍ぐらいはあるだろうか。

   そう、この店ではこうした個室が用意されている。なるほど、これなら首相の「床屋政談」が漏れる心配もないし、セキュリティー上も都合が良いだろう。ちなみに棚には「LEON」など、やはり高級志向の雑誌が置いてある。

   冷たいウェルカムドリンクを飲みつつ、アレルギーや持病などの有無、髪やお肌の気になるところをアンケートに記入し、理容師さんに髪型の希望を伝える。記者は、「野田首相みたいな『どじょうカット』に……」と依頼、理容師さんは苦笑しつつ、野田首相を意識しつつも、年齢相応の爽やかな髪型にすることを請け負ってくれた。

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