業績不振で大規模なリストラを迫られているシャープの公式ツイッターが注目を集めている。決算発表会でリストラ計画が明らかにされた日の朝には「きょうはツイートしにくいな」と複雑な心境を明かし、その後は「ご心配とご迷惑をおかけしている方々を思うと心苦しい限り」とも。
読者からは「応援しています。頑張ってください!」と同情的な声も相次いでおり、読者(フォロワー)数も2日間で5倍に急増している。その後もシャープをめぐる動きが報じられるたびに、独特な反応を見せている。
業績発表の朝に「きょうはツイートしにくいな」
ここ1週間ほどのシャープは激震続きだ。2012年8月2日に発表された12年4~6月期の連結決算では、最終損益は第1四半期としては過去最悪の1384億円の赤字(前年同期は492億円の赤字)を計上し、13年3月期の業績見通しについても、最終赤字を300億円から2500億円に大幅下方修正した。主力の液晶パネル事業の不調が響いた。従業員全体の9%にあたる約5000人を削減するリストラ策も公表された。
実は、この決算発表会の前後の公式アカウント(@SHARP_JP)のツイートが反響を呼んでいる。
朝には、「ゴシゴシ」と目をこする絵文字とともに、
「いろいろ…がんばります」
と浮かない気分のようで、昼過ぎには
「きょうはツイートしにくいな」
と複雑な心境を吐露した。