「モノノフ」のマナーが悪すぎる? ももクロのライブで「着席」の新ルール

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   AKB48を猛追しているアイドルグループ、ももいろクローバーZのライブに異変が起きている。メンバーが観客席を歩いているとき、ファンは着席しなければいけないというもので、マナーの悪いファンが原因だとする説もある。

   ももクロは08年にデビューした。2012年7月にはフランスのジャパンエキスポでのライブを成功させるなど、今、人気上昇中のグルーブだ。

「着席」と「起立」をモニターで表示

   従来のアイドルにないアクロバチックなダンスなどが特徴で、ライブでこそ本領を発揮するグループと言われているが、2012年7月16日に愛知県の名古屋国際会議場で行われたライブで、少し変わったルールが導入された。

   メンバーのブログによると、ライブ中にメンバー達がステージを離れて観客席の通路を歩くことがある。その間、起立していた観客は席に座らなくてはいけない。着席中は、チアリーダーの動きのイメージで手を振りながら「エアーボンボン」でライブを楽しむのだという。着席と起立のタイミングは、会場にあるLEDモニターで表示する。

   ライブではスタンディングで振りコピ(メンバーの振り付けを真似ること)するなどして盛り上がりたいファンも沢山いるのに、着席とは一体どういうことなのか。関連は不明だが、このライブに先立って行われた14日の神戸、ワールド記念ホールでのライブでトラブルが起きたという声がネットに多数出ていた。

「モノノフ」がメンバーに触った?

   どこまで本当かは分からないが、この日のライブでもメンバーが観客席の方に降りてくるという演出があり、その際、通路脇にいた観客がメンバーを触るなどした。進路も塞がれてしまい、メンバーがステージに戻ってくるタイミングが遅れてしまったという。こうしたことが起きないよう着席措置となったというのだ。

   ライブのどさくさに紛れてメンバーに触れるというのは事実だとしたらとんでもない迷惑行為だ。「被害者」とされたメンバーの玉井詩織さん(17)のブログには「しおりんを傷つけるやつは絶対に許さん」「大丈夫? 少しずつでいいから元気だしてね!」といったコメントが殺到した。

   ももクロのファンは「モノノフ」と呼ばれるが、グループの関係者はツイッターに「モノノフの笑顔は…最高でした…。僕も…その笑顔に感動すら覚えました…。ただ…正義感を放りかざすつもりはないですが…ほんの一部の心無い人の行為は…本人達を怖がらせてしまう事も事実です。このままだと…できなくなってしまう可能性もあるかも…デス」と投稿。モノノフのマナーが悪かったのは確かなようだ。

   ライブ一部着席について、モノノフからは「演出は変えられないから中々の落としどころ」といったものや、「着席するくらいなら通路通る演出やめてほしいんだけど・・・」といったものが寄せられた。賛否両論という感じだ。人気の上昇に伴って新規のファンが増えると、中には質の悪いファンも出てくる。ルールを新設して牽制するのもある程度仕方ないのかも知れない。

   メンバーの高城れにさん(19)は17日のブログで「今日から導入したエアボンボン制度 みんなが協力してくれたから、楽しくできた!」と投稿。「やはり世界のモノノフNo.1名古屋愛してんぜー」とファンに感謝している。

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