吉本興業所属タレントの親族の生活保護受給問題をめぐり、問題追及に力を入れる自民党・片山さつき参議院議員を応援するデモが2012年7月1日、東京・新宿駅前であった。集合場所には片山議員本人も訪れ、「日本版ティーパーティー運動が始まった。皆さんは本当に素晴らしい愛国者」などと参加者を激励、およそ30分にわたり対話した。
「私は参院でじっくり憲法改正やる」
片山議員は参加者に囲まれながら、
「民主党政権になってから、生活保護の不公平が見逃すことができないところに来ている。外国人の不正受給に関しても、まずは日本人の、真面目に義務を果たしている人が優先。今は特に、韓国なんてすごく豊かなんですから」
と持論を展開し、
「私に対してもいろいろ嫌がらせがあったが、どこから来ているかはわかるんですよね。私たちの日本を愛するマグマの方が強いことを教えよう。日本が正直者が報われる、本当に強い国にもう1度なれるように、私たちががんばりましょう」
と呼びかけると、参加者からは大きな拍手が起こった。一部からある「売名」との批判に対しては、
「私の行動を『売名』と言うバカな人もいるが、今売名して(次の改選がある)4年後に覚えている人はいないでしょ。衆議院選に出るならともかく、私は参議院でじっくり憲法改正をやるんですから」
と強い口調で否定。デモ隊に対しては差別的な発言をしないよう繰り返し注意しつつ、出発する隊列を笑顔で見送った。
「片山議員と私たちはともに戦うぞー!」
片山議員はJ-CASTニュースの取材に対し、
「草の根保守が日本でも始まると思います。普通に日本人として義務を果たしている人が『もう、こんなのおかしい』と声を上げるときが来ている。それを制度改正・憲法改正に冷静につなげる。決して変な差別にならないよう、ガンディーのように無抵抗無服従運動でがんばりたいと思います」
と語った。
デモは昨年のフジテレビデモに参加したメンバーらが中心となり、ネットを通じて呼びかけたもの。百数十人が集まり、
「テレビ局は不正受給問題に切り込む片山さつき議員を不当に攻撃するなー!」
「片山議員と私たちはともに戦うぞー!」
などとシュプレヒコールを上げながら、新宿駅周辺をおよそ1時間に渡り行進した。