2012年6月19日に就任半年を迎えた大阪市の橋下徹市長が同日朝の囲み取材で、
「いやぁ、職員はよく頑張ってくれましたね」
と市職員の働きをねぎらった。市長選では「市役所をぶっつぶす」と公言していた橋下市だが、半年ですっかり様変わりした形だ。
市長選で公約に掲げていた市政改革や二重行政の解消については、
「僕が決めた方向性やスケジュールに、ぴしゃっと合わせてくれた。行政組織というのは、恐ろしく優秀な組織なんですね。ものすごく無理難題をふっかけて、色々なことを言っても、きちんと決定して、組織も腹に落ちれば、そこに向かってぴしゃっと合わせてきますよ。見事ですね」
と、市職員を称賛しながら、スケジュール通りに進んでいることを強調。
「なんで霞ヶ関の行政組織が、あんな下手打ったのか」
また、市職員と対比する形で、
「なんで霞ヶ関の行政組織が、あんな下手打ったのか。手順というか、段取りで下手を打ったのか。信じられないですね」
といい、関西電力大飯原子力発電所(福井県おおい町)の再稼働をめぐる政府の対応を批判した。