「モテキ」久保ミツロウがテレビ初登場 「東京でも関西弁の男は嫌」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   漫画「モテキ」などで知られる人気漫画家の久保ミツロウさんが初めてのテレビ出演を果たした。実は女性だったことや「東京でも関西弁の男は嫌」発言などが話題を呼んでいる。

   久保さんは1975年生まれ、長崎県佐世保市出身。99年に漫画家としてデビューした。漫画誌「イブニング」(講談社)に連載していた「モテキ」が200万部を超えるヒットを記録し、2011年には森山未來さん主演で映画化された。

エロ漫画も視野、本名は「久保美津子」

   これまでメディアに顔を出すことはほとんどなかったが2012年5月21日放送の「笑っていいとも!!」(フジテレビ)で初めてテレビに登場した。

   スタジオで「久保ミツロウ先生です」と紹介されると、出てきたのはスカートを穿いた女性。ワンピースを着て、帽子をかぶり、めがねを掛けている。「女の人ですよね。女装している方じゃないですよね」と聞かれると、「一応性別としては女性です」と語る。本名は久保美津子で、少年誌に連載を始めたときにペンネームを「ミツロウ」にした。

「いつかエロ漫画を描くことも視野に入れて久保ミツロウにした。いつまでも少女漫画や少年漫画を描くのは難しい。自分の幅を狭めないようにした」

と説明する。

   これまでテレビ出演は断ってきたといい、「漫画家がテレビに出ても、そんな暇あるなら漫画描けって必ず言われる。女の漫画家が顔出したところで罵詈雑言しか言われない」。今回は大好きなタモリさんに会うために出演を決めたという。

物怖じしないトークにスタジオが沸く

   「モテキ」は冴えない20代のもてない男性がある日突然女性にモテ出すという内容だが、モデルは自分なのだといい、「女がモテない漫画を描いたところで売れない。男の人笑ってくれない。それより自分のモテないことを男の人に置き換えて描いた」。これが大ヒットとなり「お金になりました。ホント」と恥ずかしそうに話す。

   そして、「モテ男でもこんな男には引いちゃう」をテーマに持論を語る。東京に来ているのに関西弁を話す男性に引いてしまうといい、吉本芸人でバリバリ関西弁の千原ジュニアさんを前に「東京に来てまで方言を話している人って地元での成功体験を引きずっている」「九州の人は東京で余り方言を話さない。(関西人は)仲間が多いって感じも嫌」と強く主張していた。

   テレビ初登場なのに物怖じしないトークでスタジオをわかせていた久保さんだが、ネットでも話題になりツイッターには「ここまで鮮烈で完璧なテレビデビューを果たした人を見た事ないです」「久保ミツロウ面白いなぁ。女性だったんだ」といった書き込みが寄せられた。以前から単行本の後書きなどで女性であることを明かしていたが、今回初めて知ったという人も相当数いるようだ。

   また、「東京でも関西弁の男は引く」発言に関しては「何年も使ってる方言で抜けないから仕方なくね?偏見だよ」という意見も。久保さんは放送後ツイッターに

「関西人に関して色々言ってしまいましたが、地方人に関するくくりです。基本的に上京後、仕事関係の人に方言が通じると思って堂々と喋ってる人とは住む世界が違うなーという話です」
「地方人の集まりとしての東京だから、共通語として標準語を話してる感覚なんで、相手選んで気の知れた仲間うちで方言話せばいいと思います」

と投稿。九州人と関西人では方言についての考え方が違うのだそうで、それを九州人の立場から次回のラジオで語るとしている。

姉妹サイト