複数の親族も受給していた
その後、ニュースサイト「ビジネスジャーナル」が、片山さつき参院議員にインタビューし、河本準一さんの母親が2012年5月から生活保護費の受給を辞退したとの情報があることを明かした。片山氏は、「辞退したということは、受給に問題があったことを認めたと受け取れます」と指摘している。
この点について、よしもとクリエイティブ・エージェンシー側に聞くと、「個人情報やプライバシーになります」として、受給を止めた時期については話さなかった。止めた理由として、準一さんの収入がアップした、報道などをきっかけになった、などがないのかと聞いたが、「何とも言えない」とのことだった。
また、片山氏はインタビューで、準一さんの親族で生活保護を受けているのは、母親だけではないと指摘した。吉本側も、J-CASTニュースの取材に対し、複数の親族が生活保護を受けていることを認めた。そこには、扶養義務はない姻族のほか、義務のある血族も含まれているとしている。生活保護制度では、三親等内の血族に義務があることになっている。
ただ、吉本側は、準一さんが毎年、福祉事務所と話をしており、福祉事務所が収入の実態などを斟酌したうえで受給を認めてきたとした。そのうえで、「不正はありません」と強調している。
片山氏らは、準一さん本人の釈明を求めているが、吉本側は、プライバシー上答えられないことも多いとして、「その時期ではありません」とした。そして、「会社で本人から聞き取っており、ホームページで説明ができていると考えています」と言っている。