富士通と東芝は2012年4月2日、携帯電話端末の開発・販売を行う富士通東芝モバイルコミュニケーションズの株式のうち、東芝が所有する全株式を富士通が1日付で取得し、完全子会社化したことを発表した。新社名は「富士通モバイルコミュニケーション株式会社」で、取得額は非公表。東芝は携帯電話事業から完全撤退したことになる。
富士通東芝モバイルコミュニケーションズは10年10月に両社の携帯電話端末事業統合にともなって設立され、主にKDDI(au)向けの端末を開発、販売してきた。NTTドコモ向けの端末は富士通本体が手がけている。