橋下徹大阪市長がテレビ番組に出演し、高校卒業式の国歌斉唱時の一部の教職員の姿勢に不満をもらした。今度は「マスク教員」にもの申した。
大阪府と大阪市の「起立斉唱条例」に関連し、府立高校の卒業式で起立しない教職員が戒告処分を受けたり、中には教頭らによる口元チェックを実施する学校が出たりしている。
風邪か花粉症か、それとも・・・・
橋下市長は2012年3月20日、関西ローカルの情報番組に出演した。高校の卒業式でマスクをつけた教員らがいたとして
「国際社会において非礼」
と批判した。教育現場で「当たり前のルール」を徹底しないと、子どもたちのためにならないとの考えを示した。
マスクをした教員が、風邪や花粉症対策のためだったのかどうかははっきりしない。しかし、教職員が斉唱しているかどうか口元をチェックする学校が出ており、マスクが「口元チェック逃れ」だった可能性もある。
橋下市長は番組内でほかに、小中学生の留年制度にからみ、学年別ではなく習熟度別にするべきだ、などと主張した。