ブックマークをネット上で共有できる「ソーシャルブックマーク」の先駆けにあたる「はてなブックマーク」(はてブ)で、利用者がどのウェブサイトを見たかなどの「行動情報」を収集して第三者に販売していたとして、運営会社「はてな」は2012年3月13日、近藤淳也社長名で謝罪文をウェブサイトに掲載した。
主要ニュースサイトでは、はてブにアクセスするためのボタンが設置されているケースが多いが、2011年9月に行われた仕様変更で、行動情報の収集を開始。収集したデータに個人情報は含まれていないが、はてなはデータを行動ターゲティング広告会社の「マイクロアド」に販売していた。近藤社長の文章では、元々は行動情報を集めない仕組みで提供したボタンを、事前に十分な告知を行わないまま仕様変更したことなどについて陳謝。3月13日16時に行動情報を収集しないように設定を変更し、第三者への提供もとりやめる。
この問題をめぐっては、数日前からネット上で批判が高まっていた。