「盗作」疑惑のドラマ「家族のうた」 フジテレビが設定変更へ

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   フジテレビ系で放送予定の春ドラマ「家族のうた」が、脚本家から他局で過去に書いたドラマに酷似していると指摘され、フジ側は設定を変えることを脚本家に伝えたことが分かった。

   きっかけは、脚本家の伴一彦さんが、自らが書いた1987年放送のTBSの人気ドラマ「パパはニュースキャスター」に設定が酷似していると指摘したことから。

指摘の脚本家「偶然はありえないでしょ」

嘆きを露わに
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   このドラマは、俳優の田村正和さん扮する主人公の男性ニュースキャスターに、酔って口説いた女性3人の娘が現れ、いきなり3人のパパになるというストーリーだった。主人公は、酒に弱く、酔った後のことは記憶がなくなるタイプになっていた。

   伴さんによると、フジテレビ系で2012年4月から放送予定の「家族のうた」も、解散したロックバンドの男性ミュージシャンが主人公というだけで設定が酷似していた。ツイッターで2月14日、そのことを指摘したうえで、「呆れてます。恥ずかしくないのかなあ」と疑問を呈した。

   「盗作が認められるのはアイデアではなく表現ですが、これは、ねぇ」と不快感を示し、「偶然はありえないでしょ」とパクリの可能性があることを示唆した。さらに、徹底して究明する姿勢を示し、「裁判やったら傍聴に来て下さい(^o^)」とまで明かした。

   伴さんは翌15日、TBSのプロデューサーにこのことを伝え、フジ側に抗議することになった。そして、プロデューサーが16日にフジ側に電話したところ言い訳されたといい、「その立場でそういうことを言うのか」と憤った。20日には、「家族のうた」のフジテレビ担当者と会って話し合い、その結果、放送中止などにはならなかったものの、「パクリや盗作と言われないように、設定を変更する」との回答を受けたことを明らかにした。21日のブログでは、これで「一応の決着を見ました」と報告している。

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