ツイッターは何でも知っている 公園サメ投棄の「犯人」が暴かれる

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「自称芸術家」の外国人男性に譲り渡す

   一連の経緯は、ツイッターのまとめサイト「togetter」で紹介されている。

   こうした一般の人たちの追跡ぶりに、ITジャーナリストの佐々木俊尚さんも感心した様子で、「なんとサメ事件の真相が! しかしTwitterは何でも知ってるなあ」とツイートしていた。

   指摘された渋谷・道玄坂の寿司店に取材すると、運営会社の社長は、こうした経緯をほぼ認めた。

   テレビの映像を見ると、代々木公園で見つかったサメは、店頭で展示していたものと一致する可能性があることが分かった。サメは、2012年2月14日に食用として内臓が除去された状態で東京・築地市場で仕入れたが、来店客が多くて店内奥の調理場に運べずに店頭展示したそうだ。

   翌15日早朝の閉店後に処分する予定だったものの、「自称芸術家」の外国人男性が「処分するぐらいなら、芸術に役立てたいので譲ってくれないか」と申し出た。そこで、現場の判断で閉店時間ごろにサメをこの男性に譲り渡した。

   その後、サメを載せた台車の写真がツイッターに投稿されているのを社長が知った。男性に譲った話を聞いて不安に思い、ポスターを店頭に張るなどして情報提供を呼びかけた。しかし、予感は的中してしまったという。

   社長は、「正直、憤慨し、困惑しています」と不法投棄された可能性があることを嘆いている。

   一方、警視庁の広報課では、取材に対し、「発表事案ではありませんので、何もお話しできません」と言うのみだった。

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