俳優の高岡蒼佑さん(29)が、妻の宮崎あおいさん(26)と近く離婚することをテレビカメラの前で明らかにした。
その中で、離婚の発端となったツイッターでの発言について、「タブーがよく分からなかった」などと語った。テレビ局を批判することがタレント活動に及ぼす影響について、予想していなかったことが明らかになった形だ。
「特にそんな深い意味はなかったんですけど」
高岡さんは2011年12月20日夕方、テレビ朝日の取材に応じ、その様子が翌12月21日朝のワイドショーで放送された。
高岡さんは11年7月23日にツイッターで、
「お世話になったことも多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと 思う事もしばしば。うちら日本人は日本の伝統番組を求めていますけど。韓国ネタ出てきたら消してます。ぐっばい」
と、韓流ドラマ枠を持つフジテレビを批判。いわゆる人権擁護法案にも反対の立場を打ち出すなど、刺激的な発言を繰り返した。
この影響もあって、高岡さんは7月末に、当時所属していた芸能事務所を事実上解雇された。また、宮崎さんはCMに多数出演し、イメージが最優先されることから、高岡さんの発言が宮崎さんの仕事に悪影響を与えているとも指摘されていた。
高岡さんはインタビューの中で、
「彼女(宮崎さん)はとにかくまっすぐ仕事をしてきた人間だったので、その仕事の邪魔をしちゃったりだとか、そこらへん迷惑かけちゃったのは本当に軽率だったと思っている」
と、自身の発言が宮崎さんの仕事に影響したことを認めた。
その上で、「どういう気持ちで書いたんですか?」と問われると、5秒近く沈黙を続け、
「タブーとかいう話をされてたんですけど、そのタブーがイマイチ自分にはよくわからなくて…。特にそんな深い意味はなかったんですけど、別に自分がどうこうしようってわけじゃなかったし」
と、言葉をしぼり出した。タレントがテレビ局を批判することの影響や意味を理解していなかったともとれる発言だ。また、
「周りの人たちも『いい、悪い』というのをしっかり選択できると思っていたので、特にそんなに深い意味はなかったんですけど」
とも述べた。