「公園のトイレみたいだ」 ドリームハウスの家が「凄い」と話題に

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   テレビ番組の企画で、一般の夫婦の依頼によって建てられた家が「あまりに凄い」とネットで大きな話題となっている。

    番組の募集に応じた施主が建築家に依頼して、理想の家を建ててもらうまでをカメラが追うというバラエティー「完成!ドリームハウス」(テレビ東京)の2011年10月9日放送回に、千葉県の30代夫婦が施主として登場した。

「土は来るよ。土は未来」と言われ、土ブロックの家が完成

急上昇ワードランキングでも「ドリームハウス」が1位に。
急上昇ワードランキングでも「ドリームハウス」が1位に。

   夫婦は千葉市内に1900万円で土地を購入。ここに新しく家を建てるため妻が大ファンだという建築家に設計を依頼した。

   妻は「目立つ珍しい家。外観が度肝抜いて個性的。芸術作品に住みたい」と希望。これを受け、建築家は、土で出来たブロックで家を造ることに決める。廃棄処分する際に簡単に土に帰ることから「土ほど環境にやさしい素材はない」のだという。

   妻は最初、「土は未来じゃない」と思ったが、建築家に「土は来るよ。土は未来」と言われて一応納得する。そして、2010年7月、成田市の砂採集場から持ってきた土で2400個のブロックを作るというところから作業を始め、2011年9月に完成した。

51平米ワンルーム「この家のどこでくつろげばいいんだ」

   まず、凄いのがその外観だ。当初のリクエスト通り四角くなく、外壁が歪んだ楕円形のような形をしている。中は仕切りのないワンルームの平屋仕様で、51平米の空間がそのまま広がっている感じだ。

   寝室も凄い。4.8畳のロフトスペースがあってそこに布団を敷いて寝るのだが、縁には転落防止のアクリル製の棒が何本も立っていて、これが異様な雰囲気を醸し出している。

   これが放送直後からネットで話題なり、2ちゃんねるには「これ、本当に人が住むところなのか…?」「この家のどこでくつろげばいいんだ」といった書き込みが殺到した。 丸みを帯びた外観に対しては「公園のトイレみたいだ」という感想があったほか、ロフトスペースがキッチンの真上部分にあるため「布団が油でベタベタになるぞ」という指摘も出た。

   値段は、土地代が1900万円で、建築費は2000万円(設計費含まず)の合計3900万。ネットには「被害総額3900万円」という見方が出ていたが、妻は「狭い感じが気に入っている。離れていてもお互いの存在が感じられる。大満足」と嬉しそうだった。

   「ドリームハウス」は以前も風呂、トイレ、寝室が同室にある家が登場し、話題になったことがある。今回は放送翌日の10月10日、グーグル急上昇ワードランキングで一時「ドリームハウス」が1位となり、番組的には大成功ということなのだろう。

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