「まじかよ!渋谷センター街の名前が『バスケ通り』に変わるらしい!」
2011年9月8日、そんな驚きのツイートが広がった。新名称の告知チラシと思われる画像も添付されている。渋谷の象徴である「センター街」に一体何が起こったのか。
「なぜバスケ?」 驚きの声3000ツイート
改名の理由について、添付の告知チラシには、「スポーツ復興と青少年の健全育成を基本理念に、国際色・ファッション性を考え合わせ」と書かれているのみ。数あるスポーツの中から「バスケットボール」が選ばれた理由は特に記されていない。
ネット上では突然の「バスケ通り」に瞬く間に3000以上のツイートが。「何故!?」「なんでバスケ一つに絞るの」と驚きや疑問の声が多い。中には、「センター街の入り口からマクドナルドあたりのゴールを目指してドリブルとか出来るようにするんだろうか!?」と冗談交じりの憶測まで飛び出した。
J-CASTの取材に渋谷センター商店街復興組合(以下、組合)の理事長・小野寿幸さんは、「渋谷と聞いてイメージするのはまず『若者』。将来の主役であり、宝である若者が集う健全な街となることを目指し、2~3年前から計画を進めてきました」と語る。
「センター街」は一時期、「ガングロ」「センターGUY」「家出少女」など不良っぽい若者が集まる場所として有名になり、変造テレカなどを密売する怪しい外国人も出没した。警察の取り締まり強化や組合が8年前から開始したパトロール隊の治安維持・美化運動によって街の安全性は向上したものの、まだ一部で「怖い・危ない街」としてのイメージが残っている。