福島県の人口200万人割る 原発事故後の流出止まらず

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   福島県の人口が33年ぶりに200万人を割り込んだ。放射能の影響を恐れて県外に避難する人の流れは依然、止まっていない。

   県が8月31日に発表した、7月1日現在の推計人口は199万7400人(男97万120人、女102万7280人)。福島県の人口は、1978年7月に200万人を超えて、以来ずっと200万の大台を維持してきた。

   震災と原発事故が発生する前の3月1日と比べて2万7001人減った。ピークの1998年1月の213万8454人からは14万1054人減っている。

   県統計調査課は、原発事故に伴う放射性物質の影響を懸念する県民の県外避難が続いていると分析している。県災害対策本部の調べでは、8月11日時点の県外避難者は5万人を超えている。住民票を移さずに避難した県民もかなりいるため、実際に県内に居住している数は推計人口をさらに下回ると見られる。

   人口の予想を超える減少が続けば、税収や行政規模の見直しなど、県の中長期計画へも大きな影響を与えることになる。

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