建設中の「新東名」高速道路の御殿場ジャンクション‐三ケ日ジャンクション間が2012年のゴールデンウイークにも開業する。中日本高速道路が11年8月26日に発表した。当初は13年3月末までの開通を予定していたが、1年近く前倒しする。
東日本大震災を受けて、東名高速道路のバイパス機能を果たす役割の「新東名」の開業をできる限り早め、東海地震などの災害に備える必要があると判断した。早期開業については、地元からの要望も強かった。
新東名の御殿場JCT‐三ケ日JCT間は約162キロメートルで、国内で一斉開通する高速道路としては史上最長。インターチェンジは12か所で、東名とは御殿場と三ケ日、清水(静岡市)の3か所で接続する。「浜松いなさ‐豊田東」間は2014年度内の開通を予定している。
また、これまで「第2東名」ともいわれた名称を、正式に「新東名」とする。