宮城県石巻市の災害廃棄物(がれき)の撤去がようやく動き出す。宮城県は石巻エリアの大規模ながれき処理に関するプロポーザル(提案)方式の審査結果を2011年8月23日に明らかにし、鹿島を代表とした9社の共同企業体(JV)に委託すると発表した。
鹿島JVは、約850万トンのがれきを処理する。受注額は約2000億円とみられる。がれきは選別したうえで、JVが整備する廃棄物の破砕施設や焼却施設で処理する計画。JVは、鹿島、清水建設、西松建設、佐藤工業、飛島建設、竹中土木、若築建設のほか、地元の建設業者も参加する。がれき処理は、政府の第1次補正予算を活用する。