「尖閣侵略」は「犠牲を払っても排除」 枝野発言に中国メディア反発

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   枝野幸男官房長官が尖閣諸島について、「他国が侵略をしてきたら、あらゆる犠牲を払ってでも、自衛権を行使して排除する」と、民主党政権としては異例の強い姿勢を示した。

   枝野氏は、かつて中国を「悪しき隣人」と呼んで国内からも批判されたという経緯があり、今回も中国側から反発する声が出ている。

「尖閣諸島については我が国が有効に支配している」

枝野官房長官は、中国を「悪しき隣人」と表現したこともある
枝野官房長官は、中国を「悪しき隣人」と表現したこともある

   やりとりがあったのは、8月10日の参院沖縄北方特別委員会。

   江口克彦議員(みんなの党)が、政府の北方領土問題への取り組みについて質問する中で、

「このままいったら、北方領土も、竹島も、尖閣諸島も、全部実効支配で外国のものになっちゃいますよ?そして、極端に言えばもっと別のところも狙われるかもしれないという動き(もある)。なぜこうなるかというと、政局にうつつをぬかしている現代の民主党政権の隙を突いて諸外国が出てきているということですよ!」

と政府批判を展開、これに対して、枝野氏は「お言葉ですが」と切り出した上で、

「先ほど北方領土と竹島と尖閣諸島をいっしょくたにして話したが、尖閣諸島については我が国が有効に支配している。我が国が有効に支配している尖閣諸島に対して、他国が侵略をしてきたら、これはあらゆる犠牲を払ってでも、自衛権を行使してこれを排除する。他の2つの領土の問題とは違っているということは十分にご認識いただきたい」

と、色をなして反論した。

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