女子W杯ドイツ大会で優勝を勝ち取ったサッカー日本代表「なでしこジャパン」のキャプテン澤穂希選手が2011年8月5日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に登場した。
百戦練磨のインタビュアー、黒柳さんが次々に繰り出す際どい質問を澤さんは当意即妙、危なげなく淡々とさばく。「さすが世界一」とネットでは称賛の声が広がった。
筋肉お触りで「かわいーかっこいいーっ」
日本中を感動させたアメリカとの決勝戦。澤選手は、PK戦の際の心境や佐々木則夫監督のお茶目な性格、試合前に見た被災地の映像など舞台裏を語り、朝までしっかりと見ていたという黒柳さんも当時の興奮冷めやらぬままに話を聞いた。
黒柳さんは、なでしこの花束を贈ると、「ここでちょっとはっきりしておきたいんですけど」と前置きし、澤選手へのオファーはW杯で優勝するずっと前からだったと説明。澤選手が「実は私も嘘ではなく、前々から出たいと思っていたんです」と返すと、感激を新たにした。
番組ではPK戦前の円陣や優勝が決定したシーンなど当時を思い返し、金メダルも披露。その後、ずっと気になっていたのだろうか、黒柳さんは澤選手の鼻ピアスに話題を移し、「ときどきピカッと光るので素敵」と褒め始めた。この日の澤選手のファッションは、ホワイト×ネイビーのボーダーTシャツに、ネイビーブルーのチノパンというカジュアルな格好だ。スカートは「足が太いから」はかないそうで、自慢は脛(すね)からふくらはぎにかけての前脛骨筋。「おみ足を触らせていただいても失礼じゃないの?」と唐突なお願いにも笑顔で対応し、黒柳さんは「あ、ほんとだすごい! うわーっ かっこいいっ」と大興奮。「めったにないから」と言ってカメラにクローズアップを促し、「かわいーかっこいいーっ」と長いことペタペタと触りながら鍛え抜かれた筋肉を大絶賛した。
「澤の対応100点だな 素直に感心だわ」
終盤には「こんなこと伺うのはどうかと思うんですけど」と多少申し訳なさそうにしながらも、「生理はどうするの?」と変化球を繰り出した黒柳さん。しかし、澤選手はまったく動じずに「薬で遅らせる人や、自然に対応する人、ドクターにいって痛み止めをもらう人など色々です」と、にこやかに回答する。自身は、10年以上前から基礎体温をつけていると話し、排卵日の際にはじん帯が緩むというデータもあるから怪我をしないよう注意しているとアスリートならではのコメントを返した。そして、将来的には結婚もしたいし、子どもが大好きなので産んで育てたいと1人の女性としての心境を赤裸々に語ってお別れの時間となった。
インターネット上では、「生理」の件などを含め、「澤の対応100点だな 素直に感心だわ」「澤は本当に女の振りがうまいな」と澤選手の冷静かつ的確な対応を褒める声も少なくなく、また「正直気になってた徹子ナイス」「こういう話は知りたくても聞きようが無いから正直GJだわ」と、黒柳さんの大胆な質問を評価する声もあった。
ちなみに番組の最後に黒柳さんは、お馴染みのタマネギ頭からアメ玉を取り出して澤選手にプレゼント。さらには、「あなた世界一だから・・・」と初登場の「お煎餅」も手渡された。このサプライズプレゼントにも澤選手は即座に対応、「ありがとうございます」と丁寧にお礼をした。