NECはリチウムイオン電池を使った家庭用蓄電システムに参入する。2011年7月中に、100台限定でモニター販売を実施。2012年1月から本格販売する。販売は住宅販売メーカーを通じて行う。
夜間に溜めた電気で昼間の電気使用量の半分程度をまかなえるタイプで、一戸建て住宅向けの容量6キロワット時のシステムを100万円程度に抑える。家庭用蓄電システムはソニーや中国BYDがすでに販売しているが、その半値以下で、1キロワット時あたりで17万円弱と最安値の水準となる。
NECは日産自動車の電気自動車向け蓄電池を生産しており、車載用と家庭用の部材を共通化することでコストを引き下げる。
家庭用蓄電システムは東芝やパナソニックも、2011年度内に参入する方向だ。