東日本大震災にともない発生した福島第一原発の事故では、いま内部被ばくに関心が集まっている。NPO法人セイピースプロジェクトは、リーフレット「放射線被ばくから子どもを守るために」をウェブ上で公開したり、被ばく予防セミナーを開催したりするなど、内部被ばくの危険性を訴えている。現在、放射線被ばく予防、被災地支援のためのキャンペーン活動を行うボランティアスタッフを募集しており、以下の予定で説明会を開く。
・7月3日13時~16時半 セイピース下北沢事務所
・7月5日12時~18時 一橋大学 東1号館1311教室
・7月6日12時~18時 首都大学東京 7号館230教室
・7月7日12時~18時 首都大学東京 7号館218教室
予約不要で、参加費は無料。原発や放射能汚染の問題に興味がある、被災地支援ボランティアをやってみたいという人に参加を呼びかけている。おもな活動内容は、福島を始めとする高濃度汚染地域への出張講座、若者・子育て世代向けセミナーの開催、内部被ばく予防リーフレットの作成・頒布など。
7月中旬には福島大学と連携して学内でセミナーを開くが、首都圏にも放射線量が高い「ホットスポット」と呼ばれる地域があり、千葉県松戸市でも被ばく予防セミナーを開催する予定。また、電話による「被ばく相談ホットライン」やメールでの相談も受けており、ボランティアスタッフには、こうした対応にも加わってもらうという。問い合わせは、セイピースプロジェクト下北沢事務所(TEL/FAX:03-6450-8124、E-mail:mail@saypeace.org)まで。