「ハガネの女」ドラマでトラブル 漫画家が異論唱え原作者降りる

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テレ朝「ご理解が得られず、残念」

   アスペルガー症候群について、「ハガネの女」のドラマ内では、相手の様子から気持ちを読み取れず、コミュニケーション能力に問題があると紹介している。しかし、自分を大切に思ってくれる人なら、理解してその気持ちに応えることができるともした。ハガネが投票受け入れを決めたのも、クラスメートが発達障害のあることを知って手を差し伸べれば、障害を克服できる可能性があるからだと、ハガネ自身に語らせている。

   第2話の最後は、投票の結果、男児がクラスに残ることになったことを紹介した。ドラマのサイト上では、アスペルガー症候群は、広範囲な定義・解釈を持ち、その症状や行動特性には個人差があるという断り書きも入れていた。

   とはいえ、男児の受け入れをクラス投票で決めるという内容に対しては、反発や批判が多かったようだ。深谷かほるさんのサイト掲示板では、アスペルガー症候群の子どもを持つ親として「ありえない内容」だと、ドラマ打ち切りなどを求める書き込みまで出ていた。

   深谷さんらの反対意見について、テレビ朝日の広報部では、「『ハガネの女』シーズン2は、シーズン1とは異なり、原作にはないオリジナルストーリーでした。一部で深谷さんのご理解が得られず、残念に思っています」とだけコメントしている。深谷さんは、多数決のその後としてあるべき話をドラマの最終話に盛り込むようテレ朝側に依頼していたが、広報部では、この点についてはコメントしなかった。

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