震災で作付けができない水田をヒマワリ畑にするプロジェクトが、福島県須賀川市で動き出す。5月25日、同市岩瀬支所周辺の水田でボランティアや「友好都市」神奈川県座間市の協力を得て、ヒマワリの種まきが行われる。
ヒマワリは座間市のシンボル。座間市観光協会が須賀川市を応援しようと提案、種は座間市内の有志が寄贈した。受け入れる地元は「ひまわり実行委員会」を組織。県や福島民友新聞社も支援している。
座間市と須賀川市は、3年前から姉妹都市締結に向けた市民交流を続けており、震災後は、座間市がペットボトルの水や毛布などの救援物資を届けて支援した。須賀川市では、かんがい用に使っていたダムが震災で決壊するなどして、稲作ができなくなっている。
25日には、座間市の応援メンバーと地元農家がいっしょになって約16ヘクタールの水田に種をまく。夏には約180万本が花を咲かせ、全国有数のヒマワリ畑になるという。