東電が社員年収2割カット? 「少な過ぎるか」批判と同情

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年収758万円のボーナス分カットになる計算

   有価証券報告書によると、東電の従業員は、2010年3月末現在の平均年齢が40.6歳で、ボーナスや基準外賃金を含む平均年収は758万円になっている。ただ、管理職は除いてあり、それを含めるなら、年収はもっと上がりそうだ。

   10年度の従業員ボーナスは、年間で平均168万円だった。年収を800万円とすると、その2割が160万円になるため、年収2割カットは、ほぼボーナスがなくなることに等しいと言える。

   役員報酬は、09年度に社内取締役19人で6億9800万円にもなったが、日経によると、4月から管理職報酬とともに削減される見通し。その一方で、社員年収までカットされることに対し、ネット上では、同情の声もある。

   ツイッターのつぶやきを見ると、「普通の社員は特に悪いことをしていないと思うんだが」「今、寝ずに対応しているんだろうに」「現場社員は手当て増やせ」といった声も相次いでいる。さらに、「監督官庁も3割ぐらいカットでしょ!」「その前に政治家さんからだね」との指摘も出ている。

   とはいえ、電気料金が、原油高騰などから6月まで4か月連続で値上げが予定されていることもあり、高給取りの東電社員への風当たりは依然厳しい。

   「原発事故で収入を絶たれた方を考えたら2割カットでは少なすぎる」「50%カットでもいいんじゃないか?」「そんなに貰うつもりなのに税金投入とか、、、」といった声がツイッターでもくすぶっているのだ。

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