「今後の対策、公表できない」と任天堂
また、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が10年6月4日に発表した資料によれば、「DS」と、ソニー・コンピュータエンタテインメントの携帯型ゲーム機「PSP」用ゲームソフトの違法アップロードによる国内被害額は、04年から09年の6年間で約9540億円、全世界の被害額は約3兆8160億円にも上ると推計した。このほかにも家庭用ゲーム機の「Wii」や「PS3」用ソフトの違法アップロードも相次いでいる。
こうしたことから損害賠償請求もやむなし、ということになったようだが、こうした措置をとるゲームメーカーは今後も増えていくのだろうか。任天堂に話を聞いてみたところ、任天堂は今回の損害賠償請求には参加しておらず、どのような形で違法アップロードを撲滅していくかについては著作権等の問題がからむため公表できない、ということだった。