JTBが2011年4月18日に発表したゴールデンウィーク期間中の旅行動向予測によれば、4月24日~5月4日に出発する旅行者数は、前年比27.6%減の1609万人と3年ぶりに落ち込む見通しだ。東日本大震災の影響で自粛や延期が相次ぎ、比較できる1990年以降で最大の減少率となった。
このうち国内旅行人数は前年比27.8%減の1565万9000人、海外旅行人数は16.6%減の43万1000人。海外旅行は、オセアニア(27.8%減)やアジア(18.8%減)方面の減少が大きかった一方で、北米(9.5%減)や欧州(3.2%減)への減少は小幅だった。
旅行消費額は27.7%減の6498億円となる見込み。JTBがインターネット調査、航空会社の予約状況などから推計した。