大船渡銘菓「かもめの玉子」が戻ってくる

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   銘菓「かもめの玉子」で知られる「さいとう製菓」(岩手県大船渡市)が4月4日、震災でストップしていた工場を再稼働させた。従業員約250人は全員無事で、張り切って仕事を始めた。

   岩手日報などによると、港に面した本社は全壊。気仙沼、陸前高田両市などにある五つの直営店も津波に流されが、大船渡市郊外にあった製造工場は無事で、大急ぎで機械の点検を済ませた。材料の調達のめどもようやく立った、という。斉藤俊明社長は、4月20日前後の本格稼働を目指す、と話している。

   「かもめの玉子」は、先代が52年、大船渡港を飛び交うカモメをモチーフに開発した。卵の黄身をイメージさせるあんをカステラで包む和洋折衷が人気を集め、震災前は1日約15万個を製造し、全国に販路を広げていた。

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