「浄水器」で放射性物質ろ過できるのか データないが一部の機種で可能性あり

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RO浄水器なら、セシウムも取れる可能性

   大手メーカーの1つ三菱レイヨン・クリンスイによると、一般家庭用の浄水器製品には、ほぼすべての機種に活性炭や中空糸膜を使っている。同社の担当者は、「やはりデータがなく、ろ過できるか明確にお答えできない」とは言うものの、ヨウ素などの放射性物質をある程度はろ過できる可能性があることは認めた。

   同社の浄水器には、水道の蛇口に付けるだけの2000円前後のタイプから、屋内の水道配管に工事で取り付けるシステムキッチンタイプの10万円ほどのものまであるそうだ。

   また、逆浸透膜付きのRO浄水器については、浄水器協会によると、いくつかのメーカーから製品が出ている。しかし、やや高額とあって普及していると言えるほどではなく、海外メーカーの製品も多いようだ。

   韓国メーカーのコーウェイでは、ほぼ純水になるというRO浄水器を取り扱っている。ウランやラジウムについては、99%ろ過できるとのデータがあるという。担当者は、「ヨウ素やセシウムについてのデータはないが、同じように当てはまるはず」と言っている。

   ろ過が遅くなるため、屋内にタンクを設けるタイプを扱う。3か月に一度のメンテナンスが必要なことから、主にレンタルしている。月額で6500~7400円するが、この騒ぎで問い合わせの電話が増えているという。

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