震災寄付「自分を3日雇えるくらいの額」 糸井重里氏、あえて「相場上げる」提言

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   東北関東大地震を受け、寄付を呼びかける動きも広がっている。そんな中、コピーライターの糸井重里さん(62)は、あえて寄付の相場について「いま上げるべきだ」とツイッター上で提言した。「じぶんひとりを3日雇えるくらいのお金」を目安として挙げている。

   糸井さんが今回の地震関連で、寄付の金額について連続してツイッター上で発言したのは2011年3月13日だ。被災地への寄付について、「近所のバザーのようになってしまっては困ると思うのです」として、「寄付の相場を、いま上げるべきじゃないでしょうか」と問題提起した。

月給20万円前後の新入社員の場合で2万円程度?

   糸井さんは「反発されるかもしれませんが」「反論も攻撃もくると思いながら言ってます」としながらも、あえて「今回、たとえば、『じぶんひとりを3日雇えるくらいのお金』」を寄付の「相場」として示している。例えば、月給20万円前後の新入社員の場合で単純計算すると、2万円程度を寄付しよう、という感じだろうか。数百円や1000円程度では少ないのでは、と糸井さんは考えているようだ。

   問題意識としては、「いわゆる少額の寄付」では、「(集めて必要なところへ届ける)経費のほうがかかるくらい」という点を指摘している。企業などで寄付の実務に携わったことがある人なら「わかると思う」とも書いている。「キャンペーンより、実効がほしい」からだそうだ。

   糸井さんのツイッター読者からは「賛同です」と多くの賛意が寄せられている。一方で、「小銭が意味が無いというのはちょっと乱暴かと」と疑問の声もある。

   また、ツイッターで元ライブドア社長の堀江貴文さんは、3月14日午後、日本経済のことを考えると、「大阪での自粛ムード」は望ましくないと指摘した上で、「どんどんかせいで出来る範囲で(ここ大事。無理しない)寄付しよう!」と呼びかけている。

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