出席した議員の「執行部批判」
どうも新年会の出欠だけでは、小沢氏への「忠誠度」はわからないようだ。欠席3議員の中の田中氏については、週刊新潮(10年12月30日・11年1月6日合併号)で、小沢氏離党についていく「子分34人リスト」のメンバーとして紹介している。
そもそも、強制起訴後に小沢氏は、本当に支持議員をひきつれ離党し新党結成に踏み切るのか。自身1人で離党し、支持議員は「民主党内野党」として残すという説もあるし、離党はしない、できないとの見方も根強い。
週刊ポスト最新号(1月14・21日合併号)は、政治記者64人にアンケートした結果を載せている。小沢氏が離党・新党結成へ踏み切るかどうかについての質問では、「踏み切る」、「踏み切らない」、それぞれ8、9人の記者の見立てを紹介しており、中でも「踏み切る」派では、同調離党議員数について、「せいぜい10人」から「60~100人」との予想が並んでいる。
小沢邸新年会出席組の三宅氏は、1月2日のブログで同新年会について報告した。さらに、国会議員たちが地元で意見をきけば、「国民の民主離れが小沢さんの問題ではないことがわかるはず。その認識が党幹部の方にないことが現在の問題」と党執行部を批判した。三宅氏はともかく、旗幟を鮮明にしていない小沢ガールズらに離党という踏み絵がつきつけられる事態は来るのだろうか。1月13日には、民主党の党大会がある。