県庁の仕事は続ける予定
「ええええっ!片山さん、再婚したの?」。取材した方がびっくりするぐらいの大声で、鳥取県内のある政治関連事務所の女性は驚いた。同県内の県議や政党の事務所に数か所電話できいてみると、「ニュースで知った。それまで知らなかった」といった答えが返ってきた。
片山氏の鳥取県職員との再婚は、地元でも驚きをもって迎えられたようだ。鳥取県庁の複数の部署に電話取材すると、昼過ぎ段階では「報道で知った。『課長級の女性』って誰だ、と周囲と話している」という反応が続いた。同県庁には、知事部局には25人の課長級の女性がおり(4月1日現在、以下同)、各委員会や外局の事務局にもいる。例えば県教委には6人いる。
それでも夕方近くなると、「あの女性ではないか」「90%以上あの人」などのうわさが県庁内に出回り始めた。「90%以上あの人」との指摘も出た女性に電話をしてみた。
「ええ、私です」。この女性は再婚相手本人であることを認めた。入籍したのは10年11月で式はあげていない。片山氏が知事時代、直接言葉を交わす仕事をしたこともある。それでも交際開始時期や最近の顔を合わす頻度など詳しい話は避けたがっている様子だ。なぜなのか。「お互い再婚同士ですので、そっとしておいて頂ければ」。県庁内部でも再婚を報告したのは周囲の限られた範囲だそうだ。県庁の仕事は続ける予定だという。