衆院内閣委員会で自民党の小泉進次郎衆院議員(29)が質問に立ち、民主党が公約した政務三役の給与削減について2010年10月27日に激しく言及した。公務員の給与をカットしながら自分達の給与は1割もカットできないのはおかしい、などと蓮舫行政刷新担当大臣(42)に見解を求めたところ、蓮舫氏は小泉氏に対し、険しい表情で「人を指さすのは辞めた方がいいのかなぁと。質問の時のスタイルで思います」と発言した。
ネットでは蓮舫氏のこの発言に対する批判が多く、「お前も指さしていただろ」「話しをすり替えるな」といった意見が出ているが、国会の論争中であっても「指さしパフォーマンス」をすることはNGなのだろうか。
「見下しているね 年下だから」
小泉氏は27日の衆院内閣委員会の質問にトップバッターとして立った。「若手のホープ」らしく厳しい質問を「手振り」を交えながら仙谷官房長官らにぶつけていった。冒頭では政務三役の給与削減について追及、「必ずやる」と言っていたのにやる気が見られない。「お金が欲しいから国会議員をやってるんですか?」「つまり、(公約の実現を)やる気がないってことですよ!」などと攻め立てた。
小泉氏がこの話題を政刷新担当相の蓮舫氏にふると、蓮舫氏は「小泉さんが人気があるのが非常に分かるくらい的確な質問を頂いております」と前振りした後、
「ただ一つだけ、人を指さすのは辞めた方がいいのかなぁと。質問の時のスタイルで思います」
とたしなめるように言った。
投稿動画サイト「ニコニコ動画」にはこのやりとりの動画がアップされていて、蓮舫氏の発言の部分に、
「すげぇ反撃w」「お前も仕分けの時に指さしているだろ」「常に上から目線の失礼女が何言ってるの?」「見下してるね 年下だから」
などといった蓮舫氏への批判が大量に書き込まれた。また、「2ちゃんねる」などの掲示板には蓮舫氏をはじめ、国会で他の議員を指さしていると思われる議員の写真がアップされた。
国会の質問や答弁で、指を指すパフォーマンスを目にするのはそんなに珍しいことではない。しかし、やはりやってはいけない行為なのだろうか。