中国、日本国債への投資を急拡大 年初から累計1兆円を突破

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   中国の日本国債への投資が急拡大している。ギリシャに端を発する欧州の財政不安を背景とするユーロ安の影響で、日本国債への投資はそれに伴う一時的な避難ともみられている。

   内閣府が2010年7月8日に発表した国際収支統計によると、5月(単月)の中国の日本国債の買越額は7352億円。このうち、短期債(期間1年以内)の買越額が6948億円、期間5年、10年の中長期債が404億円だった。短期債の買い越し額では過去最高になる。2010年初からの貸越額は累計で1兆2762億円と、1兆円を突破した。

   なお、中国は約7割をドル資産で運用しているとみられるが、投資先をドル資産以外にも多様化していく方針を打ち出している。

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