iPad発売で全米大フィーバー 「電子書籍抜き」日本で売れるか

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電車でiPhone、カフェでiPadといった使い方

   日本でも、iPadの「4月末発売」が既に明らかにされている。しかし、米国での熱狂ぶりと比べて日本のユーザーには温度差があるようだ。「2ちゃんねる」を見ると、「iPad欲しい。電子書籍をもっと充実させて欲しい」との声がある一方で、

「iPadは一枚物なのでさすがに電車内とかでは恥ずかしそうだわ」
「iPhoneとiPad(3G)2台持ちってのはさすがに無駄というか勿体ないと思うし」
「どうせ日本では書籍販売されないから、でかいiPod touchで終わる運命だろ」

と、否定的な意見も少なくない。

   日本では発売当初、書籍販売は行われない模様だ。米国版には、前述の「iブックストア」に接続するアプリケーション「iBooks」が導入されているが、アップルの日本語サイトには記述がない。ただし雑誌は、現在iPhoneなど携帯電話に提供されている「マガストア」のアプリケーションが対応する予定。これにより、30社39誌の雑誌の閲覧は可能になる。

   ITジャーナリストの佐々木俊尚氏は、「電子書籍機能を除いても、iPadは十分魅力的な製品」と話す。リラックスして、映像をはじめさまざまなコンテンツを楽しむ端末として、iPhoneでは小さすぎるがiPadはサイズがちょうどいい。また、仕事向けに使われるネットブックとは役割も使い勝手も違う。「日本でも、まずはアーリーアダプターに受け入れられるところから始まるでしょう」。そして、

「ただ、サイズの大きいiPadを混雑した電車の中で使うようにはならないですね。電車をはじめ移動中はiPhoneのような携帯電話を、そしてカフェのようにリラックスできる空間では、iPadを使うようなスタイルになると思います」

と予測している。

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