「原理主義者」と評されることも多い岡田克也外相が、テレビ番組で「おかま大臣」と呼ばれる一幕があった。番組は、NHK総合テレビで2010年3月14日朝放送の「日曜討論」。この日のテーマは、核兵器が搭載した艦船の寄港を容認する「密約」や、普天間基地の移転問題など、日米同盟のあり方について問うもの。番組は1部と2部に分かれており、1部は岡田外相へのインタビュー、2部は密約問題の有識者委員会で座長を務めている北岡伸一・東京大学教授ら4人による討論で構成されていたが、問題のシーンは1部の冒頭に起きた。
司会の男性が岡田外相を紹介しようとした際に口から出た言葉は「おかま外務大臣」。もちろん意図的ではなく、単なる言い間違えだ。岡田外相は苦笑いを浮かべたものの、スタジオに気まずい雰囲気が漂ったのはいうまでもない。
この日のインタビューで岡田外相は、普天間基地の移設問題を政府として5月末までに決着させることが必要だとの考えを改めて強調している。