内閣府が2010年3月11日に発表した2009年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)の改定値は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比0.9%増、年率換算で3.8%となった。2月15日の速報値(4.6%増)から、年率で0.8ポイント下方修正した。
物価を反映した名目GDPは前期比0.1%増(速報値0.2%増)。年率換算で0.5%増(0.9%増)だった。
実質GDPを需要項目別にみると、個人消費が前期比0.7%増、住宅投資が3.3%増、設備投資が0.9%増。速報値と比べると、住宅投資と設備投資が0.1ポイントずつ下方修正した。個人消費は変わらず。
内閣府は、設備投資の下げ止まりや個人消費が堅調に推移していることから、「景気の二番底の懸念は薄らいできた」とみている。