小沢一郎・民主党代表の不起訴処分発表後も、鳩山内閣の支持率下落に歯止めがかからない。2010年2月7日、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞が報じた鳩山内閣の支持率はいずれも前回調査より下がり、朝日・読売調査では不支持率が支持率を初めて上回った。
朝日新聞が2月5・6日に実施した調査では、内閣支持率は41%、不支持率は45%。10年1月16日・17日に行った前回調査ではそれぞれ42%、41%と拮抗していたが、不支持率が数字を伸ばし、初めて「不支持」が「支持」を上回った。
小沢氏の政治資金問題については、「小沢さんのこれまでの説明に納得できますか」と聞くと、「納得できない」は86%。そして68%は幹事長を「辞任すべきだ」と答えている。
また、読売新聞の結果でも、鳩山内閣の不支持率が初めて支持率を上回った。内閣支持率は44%だったのに対し、不支持率は47%(前回は支持45%、不支持42%)だった。今10年夏の参院比例選の投票先を聞くと、民主27%、自民22%(前回はそれぞれ28%、21%)とその差が縮まっている。
毎日新聞の結果では、鳩山内閣を「支持」する人は49%、「不支持」37%。発足時には77%あった支持率がついに、50%をわった(前回1月末調査時は支持率50%)。支持しない理由には「政治のあり方が変わりそうにない」という意見が増えているという。