人気声優の「たかはし智秋」さん(32)がブログで、セクシーグラビアからの引退を宣言した。声優では水樹奈々さん、平野綾さんらがグラビア出演しているが、挑発する水着やポーズで「本職のグラビアモデル」さながらの活躍をした声優は、たかはしさんが初めてだった。人気が高かっただけにグラビア業界から引退を惜しむ声が上がっているが、今後は声優の仕事に専心していくのだという。
たかはしさんはアニメ「ヤッターマン」のオモッチャマ役や、ゲーム「THE IDOLM@STER」の三浦あずさ役などで知られる。「激白!グラビア引退宣言!!」というブログを2010年1月24日付けで掲載し、2月と3月に写真集とDVDが発売されるのを最後に、グラビアから引退する、と書いている。07年からグラビアの仕事を始めたが、きっかけは10年3月号で休刊になる老舗グラビア雑誌「sabra」の誘いだった。
「プロのグラビアアイドル達の領域を侵してしまう」
ブログにはこんな事が書かれている。
「グラビアに全力投球でぶつかってきました。でも、私はグラビアアイドルではありません」「大きく私の写真を載せていただくことが日常茶飯事になってしまっては、プロのグラビアアイドルの皆様の領域を侵してしまうことになる」
グラビアモデルになろうとしたのは、グラビアアイドル達がアニメや映画吹き替えにチャレンジすることが増えているのを見て「その逆もアリ!」と発想したこと。雑誌のグラビアを飾ることで自分に興味を持った人達が、声優として出演している作品も見たい、と思ってもらいたいということ。
「sabra」登場後すぐに、たかはしさんは異色の声優として注目され、グラビアのオファーが殺到しただけでなく、本職の声優の仕事も増えていった。
グラビアを引退するのは当初の目的だった自分のアピールに一定の成果が出たこと。また、グラビアアイドルはグラビアの道を極めようとしているわけだが、自分はプロの声優だから、「声優道」を極めなければならない、という思いに至ったと説明している。