厚生労働省は2009年の都道府県別の賃金調査(速報)を2010年1月13日に発表した。それによれば、前年と比べて賃金が増加したのが岩手、山形、和歌山、山口、香川、佐賀、宮崎、沖縄の8県で、39都道府県が減少した。残業代などを除く所定内給与の平均額(09年6月の月額)で最も高いのは東京都の36万2000円。大阪府の31万9800円、神奈川31万8300円と続く。賃金が最も低いのは青森県で22万2400円。前年最下位だった沖縄県は22万3200円だった。東京都と青森との差は14万3800円。この調査結果は10人以上の常用労働者を雇用する民営の6万2338事業所のうち、有効回答を得た4万6080事業所について集計した。