2009年12月14日、東京・有楽町の外国特派員協会で元ライブドア社長の堀江貴文氏、元検察官の郷原信郎弁護士と「日本/権力構造の謎」などの著作で知られるジャーナリストのカレル・ヴァン・ウォルフレン氏が記者会見を開き、検察批判を繰り広げた。
冒頭、ウォルフレン氏は、民主党の小沢一郎幹事長の公設秘書が逮捕・起訴されたことに関して
「高速道路で、みんなが同様にスピード違反しているときに、ある人だけ逮捕されるようなもの。非常に恣意的な訴追がされている」
と、起訴の基準があいまいになっていることを批判。その上で、隣席の堀江氏を念頭に、
「こういうことが続くと、社会変化をもたらす人が攻撃の対象になる。これは日本にとって大きな問題だ」
と訴えた。堀江氏も
「非常に微妙な事案で、私だけが逮捕・勾留されている」
と、自分が「狙い撃ち」にされたとの見方を示した。
郷原氏も同様に、検察官が起訴する権利をほぼ独占している現状を批判。
「(ライブドア事件のような)社会、経済に大きな影響を与えるものは、民主的なコントロールが必要だ」
などと話した。