日本自動車販売協会連合会(自販連)が2009年10月6日に発表した9月の乗用車車名別ランキング(軽自動車・輸入車を除く)によると、トヨタの「プリウス」が前年同月に比べて441.5%増の3万1758台で、4か月連続の首位をキープした。
ホンダの「フィット」が第2位で、1万7241台(5.4%増)。トヨタは第3位にも「ヴィッツ」が同27.7%増の1万2731台で、第4位にも「パッソ」(同61.6%増、1万793台)が入った。5位はホンダの「インサイト」で1万289台だった。
「プリウス」は4-9月期の累計台数でも、前年同期比325.5%増の11万6298台となり、第2位のホンダ「フィット」を約4万台上回りトップだった。
エコカー減税などの後押しもあって、5月以降は毎月、前年比2~4倍の販売台数を伸ばしていて、「ひとり勝ち」の様相だ。
また、9月のブランド別新車販売台数(確報)は、トヨタが前年同月比9.4%増の13万9775台、ホンダが4.8%増の6万1994台、三菱は3.4%増の1万8813台となった。半面、日産が同0.1%減の6万7703台にとどまったほか、マツダやスバル、スズキが伸び悩んだ。
軽自動車や輸入車を含めた合計では同0.2%増えて47万7818台となった。